【インスタグラムのコンテンツの作り方！】コンセプト設計で魅力的な投稿を作る5つの方法（参考事例付き）

今回は「インスタグラムのコンテンツを作る方法」についてです。
インスタグラムの投稿は主に、フィード投稿、ストーリーズ、リールの３つに別れています。それぞれの投稿の目的を明確にし、あなたのお店の集客につながるコンセプト設計を参考事例付きで解説して行きます。

今インスタグラムを活用した集客が注目されていますが、その理由は「インスタグラムを本気でやっていたお店とやっていなかったお店」で徐々に差がつき始めているからです。

昨今のグルメサイト離れが進む中、集客の広告媒体として頼る事ができなくなってきました。
こうなると、店舗として、会社として…インスタグラムに力を入れていかなければなりません。

「やってはいるけどうまく行ってない」
「始めたいけど、ターゲットが違うんじゃないか？」
「どうやって投稿ネタを作っていけばいいかわからない！」

そんなお悩みを抱える人も多いと思いますが、安心してください。
これからどう取り組んでいけばいいか、具体的に説明させていただきます！

それでは飲食店の「インスタグラムのコンテンツの作り方」を学んでいきましょう！

【インスタグラムのコンテンツの作り方】①インスタグラムを開設しよう！

当然ですが、まずはインスタグラムの開設から始めなければなりません。
インスタを始めるのであれば同時にフェイスブックを開設するのもおすすめです。

※すでに登録済みの方は、読み飛ばして構いません。

Instagram（インスタグラム）とFacebook（フェイスブック）ページを開設しよう

Instagram（インスタグラム）とは、Facebook, Incが提供している無料の写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス。

略して「insta」（日本語ではおもにインスタと表記）と呼ばれることもある。スマホ用モバイルアプリケーションも提供している。
引用元：Wikipedia

まずはInstagramの開設ですね。これからリライトで解説するSNSマーケティングはInstagramが主軸になります。

「インスタって若い子のアプリでしょ？」
「うちとはターゲット違うよ」

なんて言ってる人はインスタグラム運用はできないかもしれません。
まずはInstagramに慣れ親しむところから始めてください。

また、InstagramはFacebookに買収されたことにより、機能の互換性が高く、切っても切り離せないような存在です。特にビジネスで使う場合はより顕著に表れます。

https://ferret-plus.com/さんで紹介しているアカウントの作り方をよく読み「ビジネスアカウント（プロアカウント）」に設定してください。

Instagramビジネスアカウントの作り方

【インスタグラムのコンテンツの作り方】②ターゲット選定とカスタマージャーニー

SNSマーケティングで大変なのは「日々の投稿」です。

毎日更新できない
ネタがない
なにからやればいいかよくわからない

今までどれだけこれらの悩み相談を受けてきたことか…
確かに、何もない状態でいきなり始めろ！というのは酷な話…

そこでコンテンツの作る前準備としての考え方をご紹介します。

実店舗でよくあるのが「コンセプトと雰囲気が違う」ことや「商圏にいるユーザーにマッチした商品を提供していない…」など、出店場所とターゲット選定を見誤ってしまったお店を立ててしまい、失敗するケースは少なくありません。

まずは貴店のお店のターゲットとなるお客様を明確に決めてください。
SNSのユーザーがどのようにあなたのアカウントを見つけて、来店に至るまでのストーリーを考える…

「*カスタマージャーニー」を制作してください。

もちろん、実際に来店されるお客様層をターゲットにするのがわかりやすいと思います。
あまり難しく考えず、ユーザー目線でどんなコンテンツだったら、来店したいと思うか？

逆にあなたが「あ！この店行ってみたいな！」と思った投稿はどんなものだったか…
SNSを使っている学生アルバイトなどに聞いてみるのがいいでしょう。

ただし、自分自身も理解していなければ、ヒヤリングしても活かせません。
日頃からあなた自身もSNSユーザーとなるのが一番。

インスタを中心に意識して使ってみてください。

カスタマージャーニーとは？

商品やサービスの販売促進において、その商品・サービスを購入または利用する人物像を設定し、その行動、思考、感情を分析し、認知から検討、購入・利用へ至るシナリオを時系列で捉える考え方である。

Wikipedia

【インスタグラムのコンテンツの作り方】③UI/UXの理解が大切！おすすめ投稿時事例

まずは「何を配信していけばいいの？？」という方のために、抑えておいていただきたい考え方です。

ちなみにユーアイ／ユーエックスと呼びます。

これを飲食店がSNSで配信するコンテンツに置き換えてみましょう！
女性をターゲットにした場合を例に、実際の投稿も掲載させていただきました！

【参考にしたいコンテンツ①】インスタ映えスポット～撮影したくなる環境～

この投稿をInstagramで見る

逗子海岸　海の家　WILD BOAR(@beachresort_wildboar)がシェアした投稿

逗子 海の家 WILD BOAR

例えば、こんな場所が店内にあったらどうでしょう？
「え？これどこ？？」という非日常を提供できる空間です。

お店のコンセプトは「リゾート＆バーベキュー」という開放感抜群の夏限定海の家。
多くの著名人、モデルが集まり、ドラマの舞台にもなったことがあるそうです。しっかりとターゲットを捉えた商品・空間・演出ができています。

【恋愛バラエティのロケ地】逗子海岸海の家WILD BOARで夏の思い出を作ろう！”

UX→ここに行けば「いいね」をたくさんもらえる写真が撮れる！

【参考にしたいコンテンツ②】誕生日のお祝いに使いたい！～記念日サービスを提供～

この投稿をInstagramで見る

Meat&CheeseArk 2nd 新宿店シカゴピザ(@ark.2nd)がシェアした投稿

The3rd cafe

メッセージ付きプレートで誕生日のお祝いは当たりまえ。サプライズなどの記念日向けのサービスも定番です。
しかし、こちらのお店に来るのは「推し活女子」

推しの名前をメッセージに入れて、SNSにアップするのが流行りなのだとか。
時代に合わせた販促や提案なども重要ですね！

UX→サプライズもあり、友達に喜ばれる、思い出の写真が撮れる！

【参考にしたいコンテンツ③】目を引く商品～インスタ映えメニュー～

この投稿をInstagramで見る

Meat&CheeseArk 2nd 新宿店シカゴピザ(@ark.2nd)がシェアした投稿

Meat&Cheese Ark 2nd

2020年3月にオープンしたARK２NDさんの主力商品「シカゴピザ」
ビジュアル、サイズ、量感、どれをとってもインスタ映えすること間違いなしの商品！

写真を撮ることを前提に、被写体とのタイアップを考慮したサイズ感ですね。

UX→ここの商品を乗せれば「いいね」をもらえる写真が撮れる！

以上を踏まえて！ユーザーに「来店したい！」「行ってみたい！」
…と思ってもらう投稿内容を考えてください！

※インスタ映え商品開発に関しては別記事で紹介します。

【インスタグラムのコンテンツの作り方】④写真の投稿と編集について

さて、自社の商品、ターゲットを思い浮かべてみて、どんなコンテンツを作ればいいか固まってきたでしょうか？
これからはもう少し実践的に、写真の編集方法について紹介してきます。

写真を投稿するには、画面下部の中央にある「＋」ボタンをタップして写真を選択します。
写真を選択したら、画面右上の「次へ」ボタンをタップして投稿画面に進みます。

ここで、写真にフィルターをかけたり、明るさやコントラストを調整したりできるので、ぜひ好みに合った加工をしてみてください。また、キャプションや位置情報、人物タグを追加することも可能です。

全ての設定が完了したら、「共有」ボタンをタップして投稿を完了します。
（ちなみに投稿後でも編集可能）

また画像にテキストを入れたりするには、Canvaというアプリが便利です。
CanvaはPCソフトやスマホアプリ、オンラインWebサイトで利用でき、無料のデザインテンプレートを使用して簡単に投稿画像を作成することができます。

先ほど説明した通り、インスタグラムにもデフォルトで写真の加工できるのですが、やはり専用アプリを使うとオリジナリティがあり、自分の理想に近づけやすいです。
例えば、「Promeo」、「PhotoDirector」、「SnapSeed」、「Dazz」、「Focos」などのアプリ。これらのアプリは、色味の調整や明るさの調整、フィルターの適用など、細かな編集が可能で、自分の好みに合わせた写真加工が行えます。

【インスタグラムのコンテンツの作り方】⑤投稿の種類とそれぞれの活用方法

インスタグラムの投稿には主に3種類あります。それがフィード、ストーリーズ、リールです。
それぞれの投稿によってアプローチするターゲットが異なります。この違いを把握した上で、コンテンツの制作を行なってください。意識が変わるとキャプションの書き方も変わってきます。

実は他にもライブやIGTVなどもありますが、あなたおお店のブランディング方法に応じて、用途を考えてみてください。ここでは割愛させていただきます。

「フィード投稿」について

フィード投稿は、Instagramの投稿の中で最も基本的なもので、通常投稿とも呼ばれます。画像や動画を選択し、キャプション（テキスト）を付け加えて投稿することでアカウントのトップやフォロワーのタイムライン上に並べることが出来ます。
あなたのお店の商品、サービスを統一感を持って紹介していくと良いでしょう。

このフィード投稿はプロフィールからや、ハッシュタグ検索で表示されます。

ハッシュタグ
特定のトピック、テーマ、イベント、会話などに繋げる役割を果たし、コンテンツを分類して、ユーザーが関連するキーワードを見つけやすくするために使用されます。ハッシュタグを付けることで、投稿が特定のトピックやテーマに関連付けられ、他のユーザーがその投稿を見つけやすくなります。また、人気のあるハッシュタグを使用することで、より多くの人に投稿を見てもらうことができます。

ハッシュタグに関しては関連記事にて紹介させていただきます。

「ストーリーズ」について

ストーリーズは、短い動画や画像をフルスクリーンでスライドショーのように投稿できる機能で、加工・編集機能が豊富に用意されています。

1つのストーリーは最大60秒までで、それ以上は自動的に分割されて表示されます。投稿後24時間が過ぎると削除されるため、フォロワーに向けた配信が適しています。

飲食店だと「お知らせ」や「空席情報」などが主な使用方法ですね。

ストーリーズのハイライト機能
複数のストーリーズを組み合わせて長期的なコンテンツを作成可能。
これにより、ユーザーが欲しい情報（例えば、地図や住所・予約の仕方など）を掲載しておけば、プロフィールを閲覧したユーザーが次のアクションを起こしやすくなります。

Instagram「リール」について

リールは、インスタグラムが2020年に導入した新機能で、15秒または30秒の短い動画を作成し、音楽やエフェクトを追加して共有することができます。この機能は、TikTokの人気に対抗する形で開発されました。

インスタグラムの新しいコンテンツ形式として、ユーザー間で急速に人気を集めています。クリエイティブな動画を作成して共有することで、新たなフォロワーを獲得したり、既存のフォロワーとのエンゲージメントを深めたりすることが可能です。コンテンツは商品やサービス、ハウツーを紹介したり、見て楽しむ系のコンテンツがおすすめです。

リールのポイント
・ユーザーが動画を見続けるかどうかは、最初の1～3秒でで決まる
・人気の音楽を使用すると、ユーザーの注目を引きやすい
・動画のテンポを速くし、視聴者の注意を引き続ける
・おすすめ表示されやすい要素を入れる

インフルエンサーを起用して拡散を手伝ってもらおう！

インフルエンサーに取材に来てもらい、インスタ上で拡散のお手伝いをしてもらう「インフルエンサー・マーケティング」

インフルエンサーマーケティングとは、「影響力の強いユーザーに商品やサービスを紹介してもらう事」

このインフルエンサーを起用することで、貴店のSNSマーケティングは飛躍的な発展を遂げます。
ただし！インフルエンサーの投稿はこだわりがあり、ただ単純に商品を掲載してくれるわけではありません。

しっかりとUX（ユーザー・エクスペリエンス）を提供していなければ、どんなに優れたインフルエンサーが来ても、あまり意味をなさないでしょう。

とはいえ、しっかりとコンセプトを固めた上でインフルエンサーに紹介してもらえれば、それ自体も一つのコンテンツとなります。

多くの著名人に紹介されているお店＝SNSで話題の人気店

知っておきたいグルメ・インフルエンサー①むにぐるめ（唯一無二の絶品グルメ） さん

知っておきたいグルメ・インフルエンサー②ゆうとグルメ/毎日甘いもの食べたい さん

知っておきたいグルメ・インフルエンサー③東京グルメ【公式】 さん

インフルエンサーマーケティングをご希望・ご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください。
詳しくはこちら

Googleビジネスプロフィールへの連動も効果的

インスタを中心に運用すれば、FacebookとTwitterに同じ投稿が反映されます。

ただ、せっかく作ったコンテンツ…Googleビジネスプロフィールやブログにも活用しましょう！
みなさんよくご存じだと思いますが、Googleにも投稿機能があります。

日々のインスタ投稿をぜひ他のSNSにも活用するようにしてください。またインスタの投稿内容を自社ホームページに掲載すれば、SEOの効果が期待できます。

SNSマーケティングと言うと「あ、インスタやればいいのね」と単一的に考える方が多いのですがWEB上のコンテンツを増やし露出を上げる！という総合的なWEBマーケティングにもつながるからです。

この①～⑤のポイントを抑えた運用をするにはブログの機能は欠かせません。

ブログはオリジナルドメインで作ったWordpressがおすすめです。
インスタで蓄積したコンテンツを応用できるので、０から何か書くよりもはるかにやりやすいのではないでしょうか？

InstagramとGoogleビジネスプロフィール連動「サブスクホームページ」

【インスタで集客できるようになるには？】大切なのは継続すること！

SNS…挫折する人たくさんいますよね。

私も何度も挫折した一人です。あらゆるジャンルの使われなくなったアカウントが存在します。
実はひたすら自動更新系ツールにチャレンジしてきました。

結果として、自動系ツールでマネタイズできたことは一度もありません。
多くの人はこう考えているのではないでしょうか？

「SNSの重要性はわかっているけど、いちいちめんどくさいから自動でできる便利な方法はないのか！」
「だれかできるだろ！やっといて！（雑）」

SNSはコミュニケーションツールなので、人が人に訴えなければ「フォロー」も「いいね」もされません。
むしろSNSというコミュニティ・ツールを楽しんだ人が、マネタイズ（集客）できていると言ってもいいでしょう。

もちろん、上述した知識や投稿テクニックも重要です。

「やっといて！」と言われて誰でもできるようなものではないんですね。

投稿はできるかもしれませんが、それはもはや機械と変わりません。
そこに関心と熱意、分析と調査が伴わなければ「集客できるアカウント」は作れないでしょう。

SNS集客はそれ自体にはお金がかかりませんが、時間と人的コストがかかります。

モチベーションの下がった現場に導入を示唆することで、商品開発やマーケティングを考えることはやる気アップにもつながります。

インスタグラムの運用に関する相談も受けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

インスタグラム（Instagram）関連記事